特別支援教育相談センターのご紹介

子どもの発達や子育てについて悩んでいるのは、決して自分一人だけではなく、多くのママパパが同じような悩みを抱えています。そのような時にそれぞれの悩みにどのように向き合うのか?今回は、子どもの発達の相談を受け、一人ひとりにあった支援を考えてくれる特別支援教育相談センターへ取材に伺いました。

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特別支援教育相談センターではどのようなことをしているのでしょうか?

早期巡回相談

早期支援コーディネーターが、保育所(園)・幼稚園を訪問し、集団の中での行動観察をして、保育士や幼稚園教諭に対して、就学を見通した適切な関わり方や支援の方法等について具体的な提案を行っています。 必要に応じて、専門相談員(臨床心理士、言語聴覚士)を派遣します。

早期教育相談

特別な教育的支援が必要と思われるお子さま(年中児、年長児)とその保護者に対して、医療・福祉など関係機関との連携を図りながら一人ひとりに必要な支援について一緒に考えていくことを目的としています。

  • 落ち着きがなくあぶなっかしい
  • じっと座っていることができない
  • 友だちと仲良くなれないのでは?
  • ひとつのことに没頭すると話しかけても聞いてくれない
  • 言葉がゆっくりで大丈夫かな?
  • 身体の動きがぎこちなくて見ていてはらはらすることがある
  • おしゃべりだけど聞いたことには答えてくれない
  • 視線が合わないけど大丈夫?
  • 入学後、学校生活がうまくできるかな?
  • 特別支援学級で学ぶことを考えた方がいいのかな?

特別支援教育相談センターでは悩んでおられる保護者とお子さまについての相談を受けますが、早期教育相談は必ず保育所(園)や幼稚園を通して申し込んでもらうことになっています。保育所(園)や幼稚園の中で解決できることもあるので、まずは保育所(園)や幼稚園の先生に相談後、専門的な意見が聞きたいと思った時に教育相談に繋げてもらいます。 ではどのように申し込めばよいのでしょうか?

早期教育相談の流れ

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保護者が保育所(園)や幼稚園に相談。

保護者が記入する申込用紙と保育所(園)や幼稚園が記入する申込用紙を準備する。
(申込用紙は保育所(園)や幼稚園にあります)

保育所(園)や幼稚園から申込用紙を特別支援教育相談センターに提出する。

受付終了後保護者へ、担当の早期支援コーディネーターから連絡があり、相談日の日程調整をする。(保育所(園)や幼稚園にも連絡)

相談時間(月曜日〜金曜日)9時〜10時30分
相談場所:特別支援教育相談センター

 
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初回はお子さまの様子を正しく把握するため、相談内容の聞き取りをします。ご家庭での様子、医療機関の情報などから、主訴や課題を整理した上で支援の方向性について考えていきます。

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お子さんとお話しし、課題プリント等への取り組みの様子をみせていただいた後、保護者の方とお話しします。課題がおわった後もお子さんがいろいろな教材で遊んでいる間、お母様と話しながらお子さんの様子を観察し、どのくらい理解しているかなどを確認します。

 

初回相談後から、お子さまの支援などについてのご提案をします。
例えば、言葉で伝えても理解が難しく、自分で考えて行動することが難しいお子さまの場合、「絵や文字を使い言葉と合わせて伝えることで、絵や文字を手がかりに行動できるようにしてあげるとよいですね。」などの助言をします。

いよいよ小学校への入学が近づくと、入学後の学校生活に向けて相談しておこうか?という方が多くなるようです。気になるなというところに寄り添い、こうしたらという提案をしてくれる特別支援教育相談センター。もしお子さんのことで気になることがあれば保育所(園)や幼稚園の先生にお話ししてはいかがですか?

 

スタッフメッセージ

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本センターの早期相談事業では、北九州市内の保育所(園)や幼稚園に通っている年中児・年長児のお子さまを対象に相談を行っています。お子さまにとって、必要な支援や就学に向けての準備等について一人一人に寄り添った相談に努めています。友達と仲良くできるかな、言葉がゆっくりみたいだけど大丈夫かななど、気になることがあった時は、保育所(園)や幼稚園を通して、本センターの教育相談にお申し込みください。

 

北九州市立特別支援教育相談センター
【住所】〒802-0803 北九州市小倉南区春ケ丘10番2号(小倉総合特別支援学校2F)
【電話番号】093-921-2230
【時間】月曜〜金曜 9時~16時 (祝日と学校休業日は除く)
    ※1回の相談時間は1時間程度

 

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