地域包括支援センター

今回の「⼦育て知っ得」は、「地域包括⽀援センター」をご紹介。介護など、⾼齢者の相談窓⼝としての
イメージが強いが、実は、⼦育てと親の介護が同時期に発⽣する「ダブルケア」の相談にもきめ細かく対応している。

地域包括支援センター1

今後増加が予想される「ダブルケア」

現在、社会では、晩婚化による出産年齢の高齢化が進んでおり、これに伴って、子育ての時期と親の介護の時期が重なる、いわゆる「ダブルケア」が増えている。「令和元年度北九州市高齢者等実態調査」によると、若年者(40歳から64歳)のうち、約15パーセントの人が、ダブルケアを行っており、その60パーセントが「負担を感じている」という結果が出ている。こうした負担感を減らすため、地域包括支援センターは、力になってくれる。

ダブルケアイメージ

ダブルケアイメージ

地域包括支援センターはダブルケアの頼れる存在

地域包括⽀援センターは、介護の相談だけでなく、

  • 負担が重く、仕事との両立が難しい。
  • 育児の時間が減ってしまい、子どもへの影響が心配。
  • 育児・介護を一人でやっているので、将来が心配…など、

ダブルケアによって生じる様々な悩みに、保健・医療・福祉・介護の専門職である保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーが無料で相談に応じている。
相談窓口に行けなくてもフリーダイヤルで相談することができるし、状況によっては、地域包括支援センターの担当者が自宅に来てくれることも。
本人や家族に限らず、身近に気になる人がいる場合も相談できる。
区役所や出張所に設置されている地域包括支援センター。困ったこと悩んでいることがあったら相談してみよう。

  • 地域包括支援センター4
  • 地域包括支援センター5
  • 地域包括支援センター6
個室での相談対応、それぞれの状況に合わせたサービスの紹介など、若い⼦育て世代も話しやすい環境を整えている。

休日でも気軽に相談できる「まちかど介護相談室」を開設

平成30年度からは、仕事などで平⽇の相談が難しいといった状況にも柔軟に対応するため、⾝近で気軽に⽴ち寄れる相談窓⼝として、市内の介護施設など約50か所に「まちかど介護相談室」が設置されている。
地域包括支援センターが開いていない日も各施設の職員が、電話や⾯談で介護や介護予防等の相談に応じている(無料)。
地域包括⽀援センターへのつなぎ役も担っており、介護以外の相談についても、地域包括支援センターへ確実につなぐことで、しっかりとサポートする体制が整っている。
※「まちかど介護相談室」の開設⽇時や相談の種類は、各施設ごとに異なるので、下記リンクを確認してほしい。
また、新型コロナウイルス感染症拡⼤防⽌のため、⼀時的に対応が変わっていることがあるので、利⽤する前に電話で問い合わせを。

まちかど介護相談室(北九州市サイト)
 

北九州市の強み、それはフットワーク!

北九州市の地域包括⽀援センターの特色は、フットワークの良さ!
他都市と違い、市が直営でやっているので、相談内容に応じて地域の「⺠⽣委員」や「⼦ども・家庭相談員」、「保育所担当」、「地域担当保健師」などともすぐに連携を取ることができ、スピーディーに必要なサポートを提供できる。

相談はメールや電話でも可能

電話やメールでの相談も受け付けており、市外にいても気軽に相談できる。
⾃分だけで不安や⼼配な気持ちを抱え込まずに、気がかりなことがあれば、まずは連絡をしてみよう。

【問い合わせ先】
各区の地域包括支援センター(北九州市サイト)

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