里親制度

今回の「子育て知っ得」は、「里親制度」をご紹介。里親とは、保護者のいない子どもや、保護者がいてもさまざまな事情で一緒に生活することができない子どもを自分の家庭に迎え入れ、温かい愛情とまごころを込めて養育する方のこと。今回は子どもたちの話をしている時の愛情あふれる笑顔が印象的な「パパさん・ママさん」を紹介します。

里親家庭・ファミリーホームの様子1

虐待、養育拒否、親の病気や経済困窮など、様々な理由で家族と暮らせない子どもが、北九州市内に400人から450人もいる。そのような子どもを自分の家庭で迎え入れ、たくさんの愛情を注ぎながら育てているのが里親。
子どもたちが家庭的な環境で安心して生活し、成長していくために里親はとても大切な存在になっている。
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子2
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子3
いつも子どもたちが集まるというリビングは、パパさん、ママさんの子どもたちへの愛情でいっぱい。パパさん、ママさんの1日は早朝のお弁当作りから始まる。あわただしいが、空っぽのお弁当箱が戻ってくるのがすごくうれしい。
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子4
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子5
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子6
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子7
お小遣いを貯めて購入した宝物やお気に入りの洋服など、子ども部屋はそれぞれの個性で溢れている。
日々の生活の中で、時にしっかり叱ることもしながら「人」として大切なことをきちんと教えて育てている。
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子8
  • 里親家庭・ファミリーホームの様子9
庭には夏の間大活躍した大きなプールが!みんなではしゃいだ夏の思い出も貴重な体験。
パパさん、ママさんは親族宅への出ごとなど、可能な限り子どもたちを一緒に連れて行き、多くの経験ができるよう心がけているそう。

現在6名の子どもたちを預かっているパパさん、ママさん(※)。毎日やりとりするという日誌には、子どもたちとの会話がびっしりで、強い絆と信頼関係が伺える。
日々のちょっとした出来事や、不安、感動、驚きなど、子どもたちの成長がたっぷりと詰まった宝物だ。
※1つの里親家庭で受け入れできるのは18歳までの子どもで、4人まで。里親の拡大版「ファミリーホーム」の場合は6人までです。

メッセージ

里親家庭・ファミリーホームの外観イメージ

里親として子どもを預かり、育てるというのはもちろん大変なこともたくさんあります。でもできる限りのことをしてあげたいと思っています。
一番うれしいのは、子どもたちがここから巣立った後もずっと訪ねて来てくれることです。
社会人になった子が、小さな子にお年玉を持ってきたり・・。
いつのまにそんなことができるまでに成長してたんだろうと、本当に胸が熱くなります。
この機会に少しでも多くの方に里親制度を知っていただき、子どもたちを温かく受け入れてくださる家庭が増えるといいなと思っています。

10月は「里親月間」
里親になるために特別な資格や経験は必要ありません。
里親になった時は、養育に必要な経費の支援や、一時的に養育できなかったり、休憩したくなった時の預かり、養育に困ったときの相談など、多くのサポート体制が整っています。「自分にもできるかも・・」という方はぜひ、お気軽にお問合せください。
【里親に関するお問い合わせ】
北九州市子ども家庭局子ども総合センター
電話番号:093-881-4556

里親制度/北九州市子ども家庭局子ども総合センター(北九州市サイト)

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