パパママ救命救急教室

目の前で家族や友人にもしものことが起こってしまったら?とっさの判断でどんなことができるでしょうか?きっと頭が真っ白であたふたしてしまうかもしれません。今回の「子育て知っ得」は「パパママ救命救急教室」をご紹介。家庭や外出先での「いざという時」の対処法を、救急救命士や応急手当指導員から学びます。心臓マッサージ、人工呼吸法や乳幼児の誤飲についての対処法なども学ぶことができます。

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令和4年の救急車の出動件数は、5万9千件で、1日あたりの出動件数は164件にもなります。
市内で活躍している23台の救急車がいつもフル回転しており、救急車が到着するまで約10分程度かかります。救急出動が増えると救急車の到着時間が遅れる可能性があり、その間、少しでも救命率を上げるために私たちができることが心臓マッサージ等の応急手当です。教室ではこの流れを繰り返し教えてくれるのでとても分かりやすく、人形を使った実技も体験することができます。

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突然心臓が止まってしまった。どうしたらいいでしょう?まずは反応の確認の仕方です。 「〇〇さん大丈夫?」と声をかけながら、 両肩を叩きます。片方だけだと麻痺しているかもしれないので両肩を声がけしながらたたくよう心掛けます。赤ちゃんは足を持って足の裏をたたきます。

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もし外で起こっていれば、なるべくたくさん人を呼びます。119番へ連絡して、心臓マッサージをして、AEDを持ってきて、というのは到底一人ではできません。反応を確認したら、次の確認は、心臓マッサージが必要かどうかになります。心臓が本来の働きを止めてしまうと一番酸素を必要としている脳に酸素が回らなくなってしまいます。心臓が停止して3〜4分経ってしまうと、脳細胞がどんどん死んでいきます。脳細胞は一度死んでしまうともう元には戻りません。
それを防ぐためにも、1分でも1秒でも早く有効な心臓マッサージを行い、脳に血液を回してあげることによって、救命率が上がります。

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参加者の皆さんは子どもをあやしながらも、真剣な表情で救急救命士や応急手当指導員の話に耳をかたむけ、心臓マッサージにも一生懸命取り組んでいました。

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人工呼吸やAEDの使い方、誤飲して息ができない場合の対処法、熱性痙攣を起こした時はどうすればいいのか?止血の仕方などの講習も含まれた有意義な講習でした。

パパママ救命救急講座の参加者の感想

  • 咄嗟の時の知識が欲しいのと、実践をしてみたくて参加しました。
  • 経験がないので救命救急の仕方を知りません。この子の命を守るのは私しかいないのに知らなくては守れないと思い参加しました。
  • AEDのパッドを小児は前後に貼ると知らなくて勉強になりました。成人の救命救急は受けたことがありましたが、小児の救急は受ける機会がなかったので来てよかったと思いました。
  • 救命救急を習ったことがありましたが、もう何年も前のことなので改めて再認識でき少し安心しました。
  • 子ども、赤ちゃんの救命救急は受けたことがなかったので、すごく勉強になりました。来てよかったです。
  • 初めて救命救急に来ました。上の子もまだ4歳なので、誤飲したり、プールで溺れた時はどうしたらいいのか気になっていたのですごくいい機会でした。わかりやすくいろいろ教えてもらったので自信を持って対応できそうです。

救急救命士や応急手当指導員からのメッセージ

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子どもの病気やケガへの対応等、保護者の皆さんが抱える不安を軽減し、かけがえのない小さな命を守るため、乳幼児をお持ちの保護者の方を対象に応急手当教室を開催しています。
パパ・ママ、お友達同士、もちろんお子様もご一緒に気軽にご参加ください。
小倉北区の「元気の森」では毎月、八幡西区の「子どもの館」では奇数月に行っています。

 

※救命救急はイベント情報で確認できます
イベント情報

 

【名称】北九州市立 子どもの館
【住所】北九州市八幡西区黒崎三丁目15番3号COMCITY 7階
【電話】 093-642-5555
【ファックス】 093-642-5677
北九州市立 子どもの館(外部サイト)

 

【名称】北九州市立子育てふれあい交流プラザ 元気の森
【住所】北九州市小倉北区浅野3丁目8番1号AIMビル3階
【電話】 093-522-4150
【ファックス】 093-522-4156
北九州市立子育てふれあい交流プラザ 元気の森(外部サイト)

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