遊びの達人 宮崎航二先生

地域で「遊び」の楽しさと大切さを伝える「遊びの達人」。今回の知っ得は、子どもも大人も熱中する「紙ヒコーキ」の達人に密着取材です。
ちょっとしたアドバイスでびっくりするほど長く飛ぶ紙ヒコーキ。子どもたちの目はキラキラ輝き、会場はあっというまに興奮の渦に巻き込まれた。

遊びの達人 宮崎航二先生

子どもたちにとって「一生懸命遊ぶ」ことは「一生懸命生きている」ということ。子どもたちは遊びという体験を通じて生き方を学び、生きる力を身に付けていく。しかし今、「遊びを知らない、遊び方がわからない」という大人や子どもが増加。そこで地域で活躍しているのが、「遊びの達人」。いろいろなスキルを持った「達人」が、みなさんの遊びをお手伝い。遊ぶことの楽しさ、大切さを伝えている。

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本日の達人は「紙ヒコーキ」の宮崎航二先生。手作りの紙ヒコーキキットを持参して子どもたちに教える。「この紙ヒコーキには薄くて軽い日めくりカレンダーの紙がおすすめなんだよ」。
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先生の長年の研究成果から導かれた「長く飛ぶ紙ヒコーキ」が伝授される。ちょっとしたコツで飛行距離がグンと伸びるんだそう。
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気づけば2時間近く子どもも大人も夢中に。完成した紙ヒコーキを飛ばしては首をかしげる。先生のようになかなか飛ばない・・。「なんで飛ばんの?」「先生どうしたら飛ぶと?」子どもたちの疑問に、宮崎先生は丁寧にアドバイスしていく。
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<子どもの声>
学校で何度か作ったことはあるけど、今日みたいに飛んだことはなかった。すごく楽しい!先生に教えてもらうとびっくりするくらい飛ぶようになった。家でも作ってみたい!
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<大人の声>
子どもの時以来の紙ヒコーキ。童心に戻って思わず興奮。飛び方も次元が違う。
子どもたちの方が飲み込みが早くよく教えてくれる。逆に大人の方が遊んでもらってる感じだった(笑)。
遊びを通して世代を超えた交流が行えることも「遊びの達人」の醍醐味。
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宮崎先生が紙ヒコーキに興味を持ったのは20年前。子どもの頃にうまく飛ばせなかった紙ヒコーキのことを思い出して、興味が湧いた。「なぜ飛ばなかったんだろう?どうしたら飛ぶようになるんだろう?」50歳から60歳の間はその研究に没頭したのだとか。今では何十種類ものオリジナル紙ヒコーキを考案し、「遊びの達人」として、子どもや大人に伝えている。

スタッフメッセージ

遊びの達人 宮崎航二先生

現代はスマホやゲームばかりする子どもも多いが、遊びは身近なところにあるということを紙ヒコーキを使って伝えたい。裏紙1枚でこんなに楽しく遊べる。うまく飛ばせないことで、どうしたら飛ぶようになるかを工夫することも覚える。それを繰り返していくうちに技術力がつき、自信につながる。あらゆる遊びの体験の中から好きなものを発展させていけば、生きていることが楽しくなるもの。子どもたちには1つでもいいから好きなこと、自分が一生懸命になれるものを見つけてほしい。紙ヒコーキがそのきっかけになればと思って「遊びの達人」の活動を続けている。


<あなたのまちにも「遊びの達人」を呼びませんか?>
遊びの楽しさを伝えるプロフェッショナル「遊びの達人」を派遣します。遊びのジャンルは、マジック、ネイチャーゲーム、クラフトなど多彩。派遣先も市民センター、PTA、子ども会など、講座として大人と子どもが一緒に体験できる場所ならOK。「遊びの達人」の活動目的には、大人にも体験してもらい、遊びの大切さや楽しみを地域に広げてもらうことも含まれているため、派遣時の活動には大人も一緒にご参加ください。

<あなたも「遊びの達人」になりませんか?>
北九州市では約20名のいろいろな特技を持った「遊びの達人」が活躍中。ご登録いただける方を広く募集しています。これまで培ってきた様々な特技を生かして、子どもや大人に遊びの楽しさや大切さを伝えてみませんか?

「遊びの達人」に関することは下記までお気軽にどうぞ。

【問い合わせ・申し込み】
北九州市子ども家庭局青少年課 「遊びの達人」担当まで
電話番号:093-582-2392
ファックス番号:093-582-0070

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